歌を歌うとき、途中で苦しくなる音域ってありますよね。
裏声を使うと出るけれど、ロックなどの曲は急に裏声だと少し弱くてかっこよくない印象になってしまうのが残念ですよね。
裏声の一種であるミックスボイスの練習法を知って習得することで、少し苦しい音域でもかっこよく歌いこなせることが出来ますので、ぜひ実践してみてください。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
カラオケで喉を痛めてしまわないように鍛える方法をご紹介します
カラオケで歌を歌っていると、だんだんと声がかすれてきたり、喉が痛くなってしまうこと、ありますよね。...
カラオケで声量がないことが嫌!声量を上げるトレーニングの方法
カラオケに行くと、自分の声量のなさに落ち込んでしまう人も多いでしょう。声がマイクに通らないからと...
スポンサーリンク
ミックスボイスは裏声の一種!まずは裏声の練習法
一般的に裏声と呼ばれるものは、優しく歌う裏声のイメージが強いと思いますが、裏声も少し細かく分けると3種類に分かれていきます。
一つ目は「ファルセット」と呼ばれる、優しく歌う一番スタンダードな裏声。
このファルセットは裏声の基本であり、柔らかい印象の歌声になるのが特徴的です。
得意不得意はあるかと思いますが、音楽の授業などである程度の方法は教わっていると思いますので、大体の人がこのファルセットを出すことが出来ます。
ミックスボイスはファルセットを安定して出せるようになってから、応用という感じですので、順番に習得していきましょう。
ファルセットの出し方は、喉に力を入れずに息を吐き続けながら地声で声を出しだんだんと音程を挙げていく方法が一番つかみやすいでしょう。
ですが、必ず地声に限界が来る瞬間があり、息を吐き続けていることで地声が裏返る感覚をつかむことが出来ます。
この裏返った先の裏声が「ファルセット」と呼ばれる裏声です。
ミックスボイスの練習法は、ハミングで鼻腔共鳴
ファルセットが習得できたら、次はいよいよミックスボイスの練習です。
ミックスボイスは、ファルセットと地声を混ぜた裏声です。
混ぜたといってもどう混ざった声なのかすごくわかりにくい事が特徴です。
感覚をつかんで、それを何度も声で実践してミックスボイスを出す方法が一番の近道ですので、まずは裏声同様ミックスボイスの感覚をつかんでみましょう。
鼻歌を歌ったことはありますか?
鼻歌は、ハミングという名前でよく使われているトレーニング方法です。
鼻の奥に響いているという感覚も、何か手がかりがないとつかめないと思いますので、ヒントとしてはしっかり鼻の奥に響いていると頭の中が振動してモワッとする感覚に陥ります。
慣れるまでは、長く息を吐き続けることも加わって少し気分が悪くなることもあるかもしれません。
練習法を試しながら裏声と地声がミックスされている感覚をつかもう
ハミングで鼻の奥に響く感覚がつかめたら、ハミングのまま地声から裏声に変わる音域まで音を上げていきましょう。
どうですか?裏声の音域でも鼻の奥に響いているでしょうか?
次は、喉を開いていきましょう。
唇を軽く閉じた状態で、あくびをするまねをしてみてください。
下あごがグッと下がり、舌が喉のほうに縮まったような感覚になりましたか?
喉が開いているという状態は、このあくびをした時の喉です。
歌を歌うぞという姿勢をとったときに、悩まずに喉をパッと開けるように体に覚えさせる必要があります。
ハミング、裏声、喉を開く、これをすべて同時に行ったとき、鼻の奥だけではなく頭全体に振動が響き渡ります。
そのまま、口を開き声を乗せることで、ミックスボイスが完成します。
3つ目の裏声は「ヘッドボイス」と呼ばれるもので、オペラ歌手の人が出しているような力強い裏声です。
裏声はだんだんと応用していく形なので、ミックスボイスを習得した後、ヘッドボイスにチャレンジしてみてくださいね。
ミックスボイスと裏声の判断基準は、曖昧な部分がある
聞く人、歌う人によってもともとの声質や音域にも左右されるため、ミックスボイスになっているかの判断基準が様々となってしまう場合が多いのです。曖昧な分、成果が感じられにくくなってしまうのがミックスボイスの練習で一番きつく感じてしまいますが、きちんとトレーニングをして裏声の質を上げることで、歌える曲のレパートリーが増えたり、歌を歌うことが数段楽しく感じることができますよ。
歌に自信が持てなかったり、人前に立つのに気持ちの準備が出来ていない人に比べ、やった分だけ身につくトレーニングの成果を武器にできるのは、歌を歌う姿勢に加えるには最高のエッセンスといえるでしょう。
もうひとつ、歌を歌うポイントとしては、体が強張ってしまうことで喉も一緒に力んでしまう場合がありますので、全身の力をスッと抜く練習も必要です。
実際「歌うぞ!」という姿勢を作ると体が緊張してしまうものです。
そこを緊張ではなく、姿勢を作ることで意気込むように癖づけると良いですよ。
ボイストレーニングを受けることで歌の正しい練習法を学ぶことができる
もし、セルフトレーニングにとどまらずに高みを目指していきたいと考える場合は、歌のプロからしっかりと評価をもらえるボイストレーニングへ通ってみると良いでしょう。
ボイストレーニングのレッスンに通うのは、安くないですが、ボイストレーニングを長年やっている先生や歌のプロは、どこをどう直したらよいか、どの程度のレベルなのかを歌を聴くだけで感じ取れる先生がほとんどです。
何度もカラオケに足を運んで練習しても修正がきかなかったあの高音も、ミックスボイスの練習をして実際に一句スボイスが習得できているのかも教えてくれますので、おすすめです。
自分ひとりでのトレーニングは、甘えてしまったり、無理してしまったり、ココの努力が必要だという後一歩踏みとどまってしまったりと、なかなか上達しないスランプのような期間が続いた経験が私自身あります。