カラオケに行って、好きなアーティストの歌を歌おうと思っても、なかなかサビの高音が出ないという経験がある方も多いのではないでしょうか。
地声だけで歌うことで、喉を炒める原因となったり、高音域を出すことは難しいのですが、裏声を使えば軽がると高い声が出るようになります。
裏声の鍛え方と意識するポイント、出し方のコツをご紹介していきます。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
良い声で歌うにはトレーニングが必要!肺活量の増やし方をご紹介
歌を歌うときに息が続かないせいで、変なところでブレスをしてしまう事はありませんか?そのようなこと...
スポンサーリンク
裏声の種類と出し方について
裏声というと、力強くない優しい歌声を思い浮かべる人が多いと思います。
実は裏声には種類があり、一般的にイメージされやすい裏声は「ファルセット」と名前が付いています。
ファルセットは、高音域の曲をしっとりとした、滑らかかつ甘い声で歌い上げるときに向いている裏声です。
もうひとつは「ミックスボイス」と呼ばれる裏声です。
地声と裏声が混ざった声のミックスボイスは、ファルセットよりもぐっと力強く、地声で高い声を出し続けるよりも喉に負担をかけずに高音域に届く裏声です。
そして最後は、「ヘッドボイス」です。
ヘッドボイスは、太く強く遠くまで響く裏声です。
オペラ歌手の方が発する劇場中に響き渡るような力強い裏声のことです。
このように裏声といっても種類があるのです。
では、一般的にカラオケで使用することの多い裏声はというと、歌いたい歌やアーティストの曲の特徴、キーや声質によってどれも使用する可能性が高いです。
裏声が出せないのはなぜ?まずは呼吸の仕方や体を意識してみましょう
女性は普段生活しているなかで裏声を使う機会が多かったり、声を1トーン上げて印象を良くしようと努力する場面も多いので、自然と意識しなくても裏声を習得していることがあります。
反対に男性は、思春期の声変わりの頃に高音を出そうとすると声が裏返ってしまって嫌な思いとしてしまった経験があって高音から遠ざかっている人だったり、低い声でしっとり話すことが印象を良くする場面が多かったりと、高い声を出す機会がなかなかない場合が多いです。
そのような男性が、突然「裏声を出そう」と出してみても、歌としては聴けるような裏声でない事もありますよね。
まずは裏声で意識をするところから押さえていきましょう。
- リラックスする
とにかく、全身の力を抜きましょう。
歌を歌う前は緊張しますし、誰かの前だと余計緊張します。
ですが、緊張して体が強張ってしまっては本来の力を発揮できませんので、深呼吸やストレッチなどをおすすめします。 - 呼吸の仕方
裏声を出すことだけではなく、歌を歌うにあたって必ず必要になるのは呼吸法の習得です。
普段の自然にしている胸での呼吸は、歌を歌うことに適していませんので腹式呼吸というお腹が膨らんで空気を溜め、お腹をゆっくりへこませることによって息を吐いていく呼吸をしましょう。
この呼吸法は基礎中の基礎ですので、習得してから裏声を鍛え始めるようにしましょう。 - 姿勢を正す
足は肩幅に開き、お尻にキュッと力を入れましょう。
そうすることで正しい筋肉が引き締まり、腹式呼吸を生かすことが出来て伸びの良い歌声に繋がりますよ。
裏声を鍛える方法と出し方のコツ
意識するポイントをしっかりと押さえたら、裏声を鍛えましょう。
- ハミング
ハミングとは、鼻歌のことです。
低音からだんだんと高音にかけてハミングで歌っていくことで、地声から裏声に変わる場所を知ることができ、裏声の感覚をつかむこと出来ます。 - 口を開け、発声してみる
ハミングで発声してみた裏声にの領域の音を優しく言葉に乗せて発してみましょう。
最初は息しか漏れなかったり、声にならない声だったりすることもありますが、何度もチャレンジしてみてください。
そのときに、一番気をつけて欲しいのは喉です。
出ない声を出そうとすると、アゴが前に出て、喉に力が入り、無理させてしまいます。
喉は目に見えない分楽器以上に繊細な楽器です。
自分自身が適正なタイミングでストップをかけてあげないと、無理をし続けてしまい、取り返しの付かないことになってしまう場合もあります。
裏声は鍛えれば誰でも出せるようになる
裏声の出し方を知って、反復練習をして出したい裏声のイメージを強く強く持つことで、誰でも習得できるようになります。
ミックスボイスやヘッドボイスは、聴いている側と歌っている側で認識のずれが起こりやすいですが、ファルセットに関してはきちんと裏声を出しているとわかります。
裏声を鍛えると表現力が身について歌に思いが乗りやすくなる
地声で出る音域へとキーを下げて歌うことも簡単です。
カラオケならより一層行いやすいでしょう。
ですが、アーティストや曲を作った方々の思いなどをしっかりと表現するには、もともとのキーで歌い上げることが重要だと思います。