お腹で声をコントロールして歌う方法をご紹介します

お腹で歌うという表現方法を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
実際に声が出て歌うのは喉や口を使って歌うのに、何故お腹で歌うという表現になるのか、それは「お腹を使って声や声量をコントロールし歌を歌う」という意味の比喩表現なのです。

お腹で声を上手にコントロールする方法をいくつかご紹介しますので、是非実践してみてください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

音痴を直す方法は音程と声帯のコントロール!その方法をご紹介

近年、一人でカラオケに通って歌を練習する人が増えていますよね。中には、本格的に歌を学んでいる人も...

カラオケで上手に歌えないから遠ざけてしまう人の改善方法

カラオケがあまり好きではない人、意外と多いと思います。好きではない理由で多いのが、歌が上手に歌え...

カラオケが下手だと感じる人の特徴と改善方法

カラオケに行くと周囲の人の反応を気にして「自分は下手だと思われているんじゃないか」と不安に思ってしま...

声量を増やす!お腹から声を出す方法とそのメリット

お腹から声を出しましょうといわれても、お腹からどうやって声を出せば良いのかと驚く人も多いのではな...

たったこれだけ!歌が格段にうまくなる方法をご紹介します

「自分は歌が下手だから…」と歌を遠ざけている人も多いでしょう。ですが、同僚や友人とカラオケへ行っ...

何音痴なのかを知って、音痴を直す方法をご紹介

カラオケに行って歌ってみると、周りの人の反応が気になって「もしかして、音痴なのかな…」と不安になった...

カラオケが苦手な人が克服する方法をご紹介します

カラオケが苦手な人って、結構多いですよね。必ず歌わなければいけない雰囲気や、一緒に盛り上がってい...

歌が上手くなる!自宅でできる簡単な練習方法をご紹介します

歌が上手くなりたいと練習をしている人は、歌をなるべくたくさんの時間練習していたいと考えますよね。...

スポンサーリンク

お腹で歌うとは、どのようなことを言うのでしょうか

お腹で歌うという言葉を聞くと実際に声が出ているのは喉から口にかけてなので、お腹から声が出ることはありませんので「どうやってお腹で歌うの?」と不思議に思ってしまいますよね。

お腹で歌うという言葉は、体の構造上無理なので「例え」の話なのです。

まずは声を出すために必要な喉のお話からしていきたいと思います。

喉で歌う

物理的には「喉」で歌っているといってもおかしくはないのですが、歌を歌う人たちの中で「喉で歌う」と言うのはNGとされています。

その理由は、喉にある「声帯」という声を出すために必要な粘膜を過度に傷つけてしまう可能性があるからです。

声帯に無理をさせてしまうと、喉のトラブルの原因になってしまう可能性や、出ていたはずの音域が簡単に出せなくなってしまう可能性まであり、負担に気付かずそのまま歌い続けるとポリープが出来てしまう事もあります。

喉で歌ってしまうことは、今後長く歌い続けるために避けて通りたい道、なのです。

お腹で行う呼吸を身につけ、息を上手に使って歌う方法

実際に声を出す役割をしている喉で歌ってはいけないということですが、歌う場所は何故喉に変わってお腹といわれるのでしょうか。

お腹で歌う

「腹式呼吸」という呼吸法をご存知ですか?
腹式呼吸とは、私たちが普段行っている浅い呼吸ではなく、お腹をポンプのように使って息を吐く呼吸法です。

この腹式呼吸は、歌を歌うときの基本中の基本ですなので、必ず習得しておきましょう。

やり方やポイントは以下の通りです。

  1. 胸や肩を上下させずに、お腹を膨らませて体に空気を取り込みます。
    最初のうちは大げさにお腹を膨らませると感覚をつかみやすくなりますよ。
  2. 体に取り込んだ空気をお腹を縮めながら息を吐いていきます。
    吐ききる時にはお腹の筋肉にぐっと力をいれ最後の息を吐き出します。

その吐ききった反動で多くの空気を吸い込み、また吐ききるという風に繰り返していきます。

お腹を膨らませて吸うときは「もう吸えない」というタイミングと「もうこれ以上膨らまない」というタイミングが一緒になるようにしましょう。

お腹で空気をゆっくり押し出して、ロングトーンを上達させる方法

腹式呼吸を習得して、息をお腹で吐くことができたら声を乗せてみましょう。

まずは簡単な母音から始めましょう

大きく吸った息を吐き出す秒数は、平均で40秒~1分程度といわれていますので、「あ~い~う~え~お~」と1分程度かけて吐き続けましょう。

母音は、唇と閉じることなく発声し続けられますので、大きな口を開け、口を閉じずに吐ききるのがポイントです。

この練習をし続けると、歌を歌うときに必要なテクニック「ロングトーン」を上達させる一歩となります。

ロングトーン以外にも、一息で歌うということは歌で表現するためにはとても必要なことなのです。

腹式呼吸がしっかり出来ていなかったら、吸い込む空気が足りていなくて歌っている最中に歌詞がブチッときれてしまいます。

歌詞の意味や雰囲気と合わないところで息継ぎが入ってしまうと、聞いている側も感情が入りにくくなり、上手ではない印象になってしまいます。

歌が上達する方法はお腹で歌って頭の上で声を出す練習

お腹で歌う、という例えのほかにも、頭の上から声を出すという言葉があります。
頭の上から声を出すというのも例えの表現で、頭の上のほうから声が響くように意識して歌う、ということです。

声が下に下がってしまわないように上に上に響かせながら、声を膨らませていくようなイメージです。

声を響かせるのと、声が大きいのはまた別で、声が響くというのはその場に全体に存在感を感じさせる声です。

声の響きを出すコツは喉の奥を開くこと

喉を開く、といってもイメージがわきにくいと思いますが、あくびをした時の喉は開いています。
そのときの喉を再現しましょう。

  1. 唇を軽く閉じ歯を上下に向かって離します。
  2. 次に舌をぐっと奥に引っ込めましょう。
  3. これで喉が開きます。あくびが出そうになったり、実際に出てしまうくらい喉を開けると練習としてはとてもいいですよ。
喉の奥を開くのはやり方がわかれば簡単なことなのですが、それを実際歌に活かすには練習の積み重ねが大切です。

歌を歌うときの基本は腹式呼吸!基礎基本を疎かにしない

歌を歌うときの基本は腹式呼吸です。

腹式呼吸の練習が上手くできるようになっても、腹式呼吸を歌のなかで活かす練習もしていかなければ「お腹で歌う」ような力強さは出てこないでしょう。

腹式呼吸でなくても歌が歌えてしまうからこそ、しっかり基礎の練習を体にしみこませ、実際に歌うスイッチが入れば腹式呼吸に自然と切り替わるようにして置きましょう。

お腹で歌が歌えているか、最初は不安に成ると思いますので、歌っている時にあいている片手をお腹に当て、意識をお腹に集中させるようにすると良いですよ。